Google Home mini / Nest miniを車で使う


車でGoogle Home mini を使っています。

スマートスピーカーは、音声操作ですから車との相性は抜群にいいです。


OK Google xx で、天気や、ニュース、音楽などを聞けて便利です。



必要なもの

必要なものは、本体、電源、WiFiです。

まずは、Google Home mini または、Nest miniの本体。

Google Home mini を使う方が電源の関係で楽で良いと思います。

あと、過酷な車の環境に放置することになるので、中古で安く手に入るGoogle Home miniで十分と思います。


Google Home miniは、micro USBケーブルで電源を供給できれば動かすことができます。



適当な12V用のUSB電源と、micro USBケーブルを準備すればよいです。2口のものが欲しくなると思います。

一方、Nest miniは、専用ケーブルになってしまいましたので、12Vを100Vに変換するアダプターを購入して、Nest miniの電源アダプターを使うような無駄なことをしなければなりません。


あと必要なのは、モバイルWiFi環境です。

私は、モバイルWiFiルーターを車載用に改造しました。

過去記事:車でWiFiを使う

試してないので恐縮ですが、以下のようなものを使うことになると思います。

SIMはもちろんデータSIMで十分です。

今なら安いものがいろいろありますが、イオンモバイルなどでシェアSIMが使えれば、かなり費用は抑えられると思います。


あと、まず試してみたいのであれば、スマホのテザリングで様子を見てみるのも手ですね。



接続

機器の接続は簡単ですね。

Google Home mini の電源接続と、WiFiの電源接続をするのみです。


Google Home miniの置き場所は悩みます。

日に当たるのが嫌だったので、ダッシュボードの上はやめて、日陰になりそうな場所に置いてあります。




設定

設定で、家用と違うことは、車載WiFiルーターにスマホを接続してから、Google Home アプリを使って、Google Home miniの設定をすることですかね。

ほかに違いはなかったと思います。



使ってみて

まぁ、いつもの Google Home mini です。

家で使うのと同じように使えます。


運転中に、時間、天気、ニュース、ラジオ、音楽などを聞くことができます。

OK Google 今何時。

OK Google 今日の天気は。 明日の天気は。

OK Google ニュース。

OK Google FMXXが聞きたい。

OK Google 音楽が聴きたい。 (Spotify などの設定が必要)


調べ物もできます。

OK Google XX てどういう意味?


通勤などで、ニュースや音楽を聞いている場合は、それを置き換える感じです。


やはり、ハンズフリーで、音声操作という点は良いです。



いまいちなところ

いまいちなところは、音が悪いところです。


所詮はモノラルの小さなスピーカーですから、音質はいまいちです。

音楽を聴くのには力不足を感じます。


あと、設置場所によっては、なかなか音声操作ができないことがあるので、そこは工夫が必要でしょう。


起動も若干待たされます。

私は慣れて気にならなくなりましたが、カーステのように勝手に音楽が流れ始めるとかはないです。



さいごに

Google Home mini を車に取り付けてみました。

何か劇的に変わったということはありませんが、やはり便利になりました。

カーナビがタッチ操作になった時も思いましたが、車載機器の操作は音声操作も当たり前にできるようになっていくのでしょうね。

すごくお勧めということはありませんが、安く手に入るのであれば試してみるのは良いのでは?



おまけ

紹介したものたち

Raspberry Pi + FreePBX + brastel で固定電話をつくる④-2 留守番電メッセージのメール設定 Gmailの2段階認証の設定

Raspberry PiのFreePBX (RasPBX)のVoicemail (留守電)メッセージをメールで受け取ることができてましたが、Gmailの仕様変更で受け取ることができなくなっていました。


これは、Googleアカウントが5月30日に、ユーザー名とパスワードのみでログインするアプリをブロックするようになったためです。

そのため、Gmailの設定で「安全性の低いアプリへのアクセス許可」を選んでexim4からのメールを送っていた場合は、ブロックされてメールが届かなくなっていたのです。

今回は、その対応ができたのでやり方を書いていきます。


Gmailと、exim4を使います。

これは、以前の記事で書いたので、その設定がしてあることを前提にしています。

以前の記事:Raspberry Pi + FreePBX + brastel で固定電話をつくる④ 留守番電メッセージのメール設定



Gmailの2段階認証の有効化

まずは、Gamilの設定です。

Googleアカウントは2段階認証を使う必要があります。


Webブラウザで、Google アカウントにログインしておきます。

Google 検索窓が出ている状態の右上の アカウントの丸いアイコンの左の点々メニューを押して、アカウントの設定を始めます。

セキュリティを選択します。

上になければ左側にあると思います。

Googleへのログインで、2段階認証プロセスを押します。


使ってみるを選択して、あとは流れに従って設定していきます。

スマホなどの電話番号による認証を行います。

ここまでで、ログイン方法が2段階認証に変更になりました。



Gmailのアプリパスワードの発行

次に、exim4が2段階認証をできるようにするために、アプリパスワードの発行が必要です。

もう一度セキュリティを選択します。

アプリパスワードを選択します。

パスワードの再確認があり、アプリパスワードの設定画面となります。

ここで、アプリの選択で、その他(なまえを入力)を選び、

分かりやすい名前を付けます

私は、「Pi」にしました。

アプリパスワードが生成されます。

生成されたパスワードは後で使うのでメモっておきましょう。

忘れると確認する手段は無いようで、削除して作り直しになるようです。

(※このパスワードは、無論、他の人に知られてはいけません 写真のものは破棄されたものです)


このパスワードを使うことでexim4からもログインできるようになるようです。



Raspbian でのEmail設定

次は、Raspberry PiというかRaspbianの設定です。


TeraTermでRaspberry Piに接続します。


次に下記のコマンドで passwd.clientファイルを編集します。

nano /etc/exim4/passwd.client

Gmailの場合は以下を記載します。

smtp.gmail.com:my_name@gmail.com:my_password
gmail-smtp.l.google.com:my_name@gmail.com:my_password
smtp.google.com:my_name@gmail.com:my_password
*.google.com:my_name@gmail.com:my_password
gmail-smtp-msa.l.google.com:my_name@gmail.com:my_password


 ※my_name はメールのアカウント名、my_password はアプリパスワードのことです。


ctrl+O を押して、Yを押してセーブ

ctrl+X でエディターを終了します。


セーブした後、次のコマンドを実施して設定を反映

update-exim4.conf




Raspbian でのEmailのテスト

emailが発信できるか確認します。


test という題名で、abc@gmail.com に、テスト という本文を送る場合です。


mail -s test abc@gmail.com
Cc:
テスト


本文は、 ctrl + d  で終了します。


メールが届けばOKです。


2段階認証に変更する前からメールが届いていたのであれば、これで問題なく使えるはずです。

うまくいけば、Raspberry Piの設定は終了です。



Emailが届かないとき

Emailが届かないときは、地道に原因を探るしかないです。


私は、以下のコマンドで原因を探りました。


tail -f /var/log/exim4/mainlog

ctrl+c で抜けられます。

私の場合は、パスワードの修正が1か所抜けてました...。



さいごに

なんとか、RasberryPiのFreePBXからメールが届くようになりました。

これで、以前のように、留守電の内容をメールで受け取ることができます。

直ってよかったです。


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おまけ

使ったものたち

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