Panasonic Rulo/ルーロを修理する① 「バンパーが動いていません。確認してください。」


もう何年も、PanasonicのRulo/ルーロを使っています。

とても便利で良いのですが、「バンパーが動いていません。確認してください。」と言って、よく止まるようになってきました。


説明書を見ても、「バンパーに異物が挟まっていませんか?→異物を取り除く」 といった、全く役に立たない対処方法が記載されています。

いやいや、部品の不良か設計ミスだろう?と思ってしまいますが、とっくに、保証期間は過ぎていますし、まともに修理依頼すると高く付きそうです。

これは自分で修理するしかないということでやってみました。


症状


観察していると、障害物に当たったあと、バンパーの戻りが悪く、エラーとなっているようです。

ほとんど差がわからないほどです。

戻りが良いとき

戻りが悪いとき

手で押してバンパーの動きを見ても、しっかり戻っているというよりはなんとなく戻っているように見えます。

しかし、ほんの少し戻りが良くなれば何とかなりそうです。


修理の方針


バンパーを戻しているバネを強化するなり、動きが悪い部分をスムーズにしてやれば直りそうです。

ただ、真面目に対策するには、分解が必要となり、ちょっと、いやかなり面倒です。


そこで、分解せずに、ローコストで、簡単にバンパーのバネを強化することを考えてみました。


使うもの


使うものです。

今回は、バンパーの戻りバネの強化に、ペットボトルを使いました。

(いつぞや別の目的で使いましたが、またペットボトルです)



炭酸飲料用の丸いタイプのものを選択。

スーパーで買えば、100円以下ですかね。

これだけでなんとかします。


バネの制作


ペットボトルを輪切りにして、幅1cm程度の帯状の板を作ります。


およそ、三等分しました。

それを、端の部分を折り曲げて、写真のように加工します。


結構適当です。

これを予備を含めて3つ作りました。



バネのセット


作ったペットボトルのバネを、写真のようにセットします。

たった、これだけです。


一つだけでもいけます。

これだけで、ルーロのバンパーの戻りをアシストできます。

これをセットしてからは、エラー発生0です。

対策成功です。


ただ、難点としては、カバーを開けたときに、バネを取り外さないといけません。

取り外すのを忘れると、バネはどっかに吹っ飛んで行ってしまいます。

まぁ、そうなっても、またつければ済む話ではありますが...。


あと、このペットボトルバネですがあんまり強いと、障害物の検知が遅くなるので、ルーロがぶつかったときに減速停止の反応が鈍くなりそうです。

弱めのものから試すのもいいかもしれません。

弱くするには、ペットボトルバネの幅を狭くしたり、癖付けをしたりするので良いと思います。


追記


ペットボトルバネですが、時々、行方不明になってました。

観察してみると、高さがぎりぎりの隙間にルーロが入っていくとき、ペットボトルバネが家具に当たってはじけ飛んでました...。まぁ、あたりまえですね。

対策として、小型のバネに変更しました。


中央にある赤外線受信部の高さぐらいまで小さくしました。


これでも十分効果ありです。



さいごに


この対策でルーロは快調になりました。

しかもローコストで対策ができ、もうしばらくルーロを使っていけそうで良かったです。


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おまけ

使ったものたち

最近のルーロはこんなになってるんですね。

タスクスケジューラのタスクで、休止状態から復帰しない ダメ:rundll32.exe powrprof.dll,SetSuspendState

Windows10 で、タスクスケジューラを使って、PCを自動起動してWebからデータ収集をしています。

データ収集が終わったら、自動的に休止状態に戻しているのですが、そのあとのタスクスケジューラのタスクでPCが自動で起動せず、時間通りにデータ収集ができませんでした。


状態


手作業で休止状態にした後の、タスクスケジューラのタスクではPCは問題なく起動します。

でも、自動で休止状態にした後のタスクでは、必ずコケて、PCが自動起動してくれません。


休止状態にするコマンドは、ググると必ず出てくる、

rundll32.exe powrprof.dll,SetSuspendState

を使っていました。

データ収集作業が終わると、このコマンドを実行して、休止状態にはなっていました。


原因


このコマンドで休止状態になった場合は、タスクスケジューラでは、休止状態を解除してPCを自動起動することができないそうです。

rundll32.exe powrprof.dll,SetSuspendState

これが使えるのは、再起動は手動起動に限られるわけです。


気づけば簡単なのですが、他に原因があると思って、だいぶ時間を無駄にしてしまいました。


対策


対策は、フリーソフトを使う方法が簡単そうなのですが、うまくいきませんでした。

手作業で休止状態にしたのと同じであれば良いということで、UWSCを使って、休止状態にすることにしました。


UWSCのスクリプト


このUWSC、Windowsの操作を自動化するツールで、とても便利です。

PCで自動化をする際にはよく使ってしまいますが、残念ながら、ここのところ更新されなくなってしまいました。

まだ、Vectorからはダウンロードできるようです。https://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se115105.html


今回、使ったUSSCのスクリプトは、以下のようなものです。


//休止モード

KBD(VK_WIN,DOWN,40)

KBD(VK_X,CLICK,40)

KBD(VK_WIN,UP,40)

KBD(VK_U,CLICK,40)

KBD(VK_H,CLICK,40)


やってることは、簡単で、ショートカットキーで休止状態にする手順をそのままスクリプトで記載してありす。


手作業だと

 [Win]+[X]を押して、メニューを開き、

 [U]キーを押して

 [H]キーを押すと

これらのキー操作で休止状態になります。


ちなみに、最後の[H]キーを[S]キーにするとスリープ状態になります。


結果


問題解決です。

休止状態への移行はOK。そのあとのタスクスケジューラのタスクも、休止状態を解除して起動することもできるようになりました。


さいごに


今回は、ネット情報を安易に信じてしまったため、見事にはまってしまいました。

もうちょっと早く原因に気づければよかったのですが、解決したので良しとしたいです。

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