Chromecast with Google TV のリモコンの分解修理をする



Chromecast with Google TV のリモコンの、↓ ボタンの反応が悪くなってしまいました。

強く押せば反応はするものの、使っていて不自由です。

そこで修理をしてみることにしました。



方針


最初はリモンコンだけの購入を考えていました。

例えば、Amazonでも購入できそうですが、なぜかべらぼうに高いです。

でも、本家、Google から買えば、2,500円で買えそうです。


まぁ、それでもよかったのですが、どうせ、TVのリモコンと同じ構造だろうし、そうであれば、100均の部材で修理できるだろう。

もし失敗しても、Googleから買えばよいと考えて分解修理することにしました。



必要なもの


スマホの分解ツールがあると仕事がはかどります。

こじ開けのためのツールと、星形ネジのドライバーが必要でした。

ギターのピックもあれば、役に立ちます。

スマホの分解ツールなどで探せば安く手に入ると思います。


分解


リモコンなどの修理は、分解が大変だったりします。

ネジがあるものでも、たいていプラスチックの外装はラッチで止まっているので、それをある程度力業で開けていく必要があります。

今回は、横っ腹あたりにスマホのオープナーを突っ込んで、隙間を開けた後、もう一本のオープナーも突っ込んで、こじ開けました。

最初が大変です。

下の写真は、半周ぐらい進んだところです。

今回は、外装にあまり傷をつけずに開けることができましたが、たいていキズがつくので、キズがついても目立ちにくいところから開け始めるのが良いです。

複数のラッチが外れたら、あとは、そこから横に広げて一周するように外していきます。

分解できました。




基板を外す


さらに分解するために、星形ネジを3つほど外します。


さらに基板をラッチを取りながら外します。

外すとこんな感じになっていました。




接点部の確認


予想と違って、ゴムっぽい部品がなかったです。

TVのリモコンは、ゴムっぽい部品に導電材が塗られていて、それをスイッチにしてあることがあるのですが、そうではありませんでした。

TVリモンコンが反応が悪くなる時は、その導電材が削れてしまって、導通が取れなくなることがよくあるのですが、今回は構造も違うのでそうではなさそうです。


接点部は白いフィルムの下にありそうです。

ボタンの部分を押すと、ぺこぺこするので、バネッけのある部材がフィルムの下に貼り付けてありそうです。



剥がしてみたら、平皿のような金属板がフィルムに貼り付けてあり、接点になっていました。


原因


↓ボタンのところを観察してみますが、よ~~く見ると何やら付着物のようなものがあります。

拡大してみると、十字のところに何かゴムっぽいモノがあります。



白いフィルムで、ほぼ密閉されていそうなのに、なぜ異物?

製造時に混入していた? 不思議です。


他に異常はなさそうなので、この謎のゴムっぽいモノをふき取り、元に戻していきました。



結果


復活です。


とてもスムーズに、リモコン操作ができます。

修理完了です。



さいごに


予想とは違った原因でしたが、修理ができてよかったです。


なぜ、接点に異物が混入したのか不思議ではありますが、まぁ、直ったので良しとしたいと思います。


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おまけ

使ったものたち

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