ドライブレコーダー取り付け シガーソケットを使わない電源の配線

ドライブレコーダーを自分で取り付けてみます。
シガーソケットは使わずに、ヒューズボックスから電源を取ります。

今回取り付けたのは、パイオニアのND-DVR10です。

準備


本体の他に、必要な部材を準備します。
電源をシガライターソケットから取るのであれば、追加の部材は不要ですが、シガライターソケットを空けておきたい場合は、配線部材が必要です。

今回はヒューズボックスから電源を取ることにしました。
そのために購入したものが、エーモンのITEM No.1554 電源ソケット1穴 です。
平型ヒューズを置き換えて電源を取り出すことができます。

あと、内装を剥がすために適当なヘラと手袋(ともに100均)とテスターを準備しました。



本体の取り付け


説明図を参考にして、フロントガラスにブラケットを貼り付けます。

運転席から見て、ルームミラーの陰に隠れる位置に設置しますが、少し頭を動かせばモニターをチラ見できる位置にしました。
あと、注意した点は、ワイパーでレンズ直前のフロントガラスが拭き取られることと、周辺の部品が写り込まないように位置を決めました。
ブラケットを取り付けてからでも角度の調整はできますが、画像を見ながら確認しておいたほうが良いです。


電源の取り出し


まずグローブボックスを外します。
スリ傷だらけになりますので、手袋をします。

グローブボックスを開き、プッシュと書いてある部分を押し込みながら、手前に引いて外します。
結構な力仕事です。

次に、ダンパーも外しておきます。

ヒューズボックスを開けます。
電源ソケットは、15Aヒューズを交換するタイプなので、同じヒューズを使ってるものを探します。
その中で、ACCモードでONしそうなものを選択します。
今回は、 P/OUTLET  にしました。

次に、ヒューズを抜いて、端子のプラス側をテスターなどで探ります。
ヒューズ抜きは、ヒューズボックスの近くには無く、エンジンルーム内のヒューズボックスの中にありました。

プラス側にヒューズのコード側が来るように差し込みます。
プラス側を間違えると、もともとそのヒューズに流れる電流に加えて、今回のドライブレコーダーの電流が加わった電流が流れるため、異常がなくてもヒューズが切れる危険が出てくるので注意します。

これで、プラス側の配線はできました。

マイナス側は、車の金属むき出しの部分にクワ型端子をネジ止めします。

プラグを差し込んでテストしてみて問題なければ、ソケット部分を適当なところに縛り付けておきます。


Aピラーの内装剥がし


電源コードの配線準備です。
見た目をきれいにするために、可能な限り露出を抑えていきます。

難関は、Aピラー内に配線を通すことです。
そのためには、Aピラーの内装を剥がす必要があります。

プラスチックのヘラなどを差し込んで、手がかりをつけて、引っ張って取り外しました。
力技なのでけっこう怖いです。



電源コードの配線


助手席下のソケットを固定したところから、ドライブレコーダーまで配線を引っ張っていきます。
Aピラーのところまで線を引っ張り上げるのにちょっと時間がかかりました。
Aピラー側から適当なコードを垂らして、そこにドライブレコーダーの電源コードを縛り付けて引き上げました。

USB端子をドライブレコーダーに接続したら、電源コードを天井との内装との隙間に入れてAピラー側に沿わしていきます。

ドライブレコーダー周辺の電源コードの長さ調整をしておけば見た目がスッキリします。

Aピラーからは、他の配線と一緒に結束バンドなどを使って固定していき、余ったコードはソケット近くでまとめておきました。



動作確認をした後、Aピラーとグローブボックスを戻します。
ドライブレコーダーの角度を微調整して完了です。


使ってみて


取り付けたパイオニアのND-DVR10ですが、ケンウッドのKNA-DR350に比べて若干大きいようです。
しかし、ケンウッドのKNA-DR350で問題になっていた、寒い朝の起動不良などは起こらず快適に使えてます。

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ドライブレコーダーの駐車監視が使えない

ドライブレコーダーにバッテリー内蔵されている機種では、駐車録画を売りにしているものがあります。
これがけっこう曲者です。

はっきり言って、できるけど、使えない


期待


駐車録画と聞くと、駐車している時間中の監視、録画をしてくれると勝手に期待してしまいます。

私はそうでした。


現実


現実は、駐車録画時間が短く KENWOODのKNA-DR350の場合、マニュアルによると、駐車モードでの待機時間は 25分です。
(KENWOODのHPにも書いてあります)

更に、この25分動作させるには、内蔵バッテリーを満充電させる必要があります。
そのためには、約1時間40分の充電(走行)が必要になります。

つまり、駐車時間の4倍の時間の間、車で移動していなければ、駐車中すべての時間の駐車モードは実現できないのです。

車をちょい乗りして、走行時間が短い場合は悪循環になります。
ほとんど充電されないのに駐車モードで内蔵バッテリーを使い切り、またちょい乗りでほとんど充電されないまま駐車モードで内蔵バッテリーを使い切るといった繰り返しです。
その結果、ほとんど充電されていない状態が普通になってしまいます。

こうなってくると、駐車モードでの待機時間は、
例えば25%充電できたとしても 約6分だけになってしまいます。

ここまでは、マニュアルの数値を元にした計算ですが、実際はもっと残念な状態です。

購入から、一年たったドライブレコーダーは、20分程度の走行ではほとんど充電されず、停止後の駐車モードの持続時間は、ほぼ 0分になってしまいました。
今は、冬なので寒さで余計に内蔵バッテリーが弱くなっているのかもしれません。


対策


私の場合は、駐車録画をあきらめました。
勝手に期待していただけにがっかりです。

駐車録画を長い時間実現するには、駐車中の電源を確保する必要があります。
例えば、このようなものです。


これは、ケンウッドだけではなく、他のメーカのドライブレコーダーでも同様でしょう。
KENWOODの場合は(電源ケーブルCA-DR150)の導入を前提に考えたほうが良いと思います。

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ドライブレコーダーの電源が自動で入らない

KENWOOD ドライブレコーダーKNA-DR350 が、エンジンをかけたときに、自動で電源が入らなくなってしまいました。

症状


観察してみると、寒い朝一番が特に悪い。

画面表示は、電池マークに斜め線で、バッテリーが無いことを示しています。

その後、電源はOFFされて起動せず。
手動で電源ボタンを押せば、起動してその後は問題なく使える。
いちいち、めんどくさいし、時々電源を入れ忘れてしまう。

原因調査


幾つか起動テストをします。

①エンジンをかけずに手動で電源ON
電池マークが出て、起動しない。
つまり、ドライブレコーダーの内蔵バッテリーは電圧不足で、内蔵バッテリーのみでの起動はできない状態。
寒さで内蔵バッテリーが放電している様子。

②キーを一段回して、ACC ON そこで待つ
何事もなく、ドライブレコーダー起動。
内蔵バッテリーが充電不足でも、12Vが供給されれば問題なく動作できる。

③②の状態から、更にキーを回してエンジンスタート
ドライブレコーダーはそのまま動作継続。

これらの結果から、
①ドライブレコーダーの内蔵バッテリーは放電して電圧不足になっている
②ドライブレコーダーは、ACCモードでは問題なく起動する

よって推定原因は、
エンジンスタート時に、ドライブレコーダーは一旦、起動開始するものの、エンジンスタートにより車のバッテリー電圧が一時的に低下して、ドライブレコーダーは、内蔵バッテリーのみでの動作となり、内蔵バッテリーの電圧不足のため電圧低下を検知して起動を断念してしまう ⇛ 電源OFFへ。

もし、そうだとしたら、お粗末な起動シーケンスですけど、これで良いのでしょうか。

対策 1


残念ながら、ちょっぴり保証期間は過ぎてます。
もったいないのでなんとか使いたいです。

そこで対策です。

あれこれ考えて、落ち着いた対策は、
①キーをACCモードまで回す。
②ドライブレコーダーの起動開始を確認する。
③キーを回してエンジン起動。
要は、キーをカチ、(待ち)、カチとゆっくりと回していきます。
これだけで、今のところ起動失敗は無しです。

※後日、再度試してみたら起動失敗...。
 バッテリーがさらに弱ると、だめみたいです。

最近のプッシュスタートエンジンの場合は、
①スタートボタンを押す。 (ブレーキは踏まない)
②ドライブレコーダーの起動開始を確認する。
③ブレーキを踏んでもう一度スタートボタンを押す。
でいけるかもしれませんね。

対策 2


もう一つ試した対策は、シガライタープラグコードの強化。
推定原因が正しければ、エンジンスタートする時に車のバッテリー12Vが低下しても、ドライブレコーダーに安定的に電圧を供給できれば良いはずです。

試しに、手持ちのUSB充電器をドライブレコーダーに繋いでテストしたら、起動の失敗なし...。
根本的には、この対策が良さそうです。

※後日、再度試してみたら起動失敗...。
 バッテリーがさらに弱ると、だめみたいです。


対策 3


最近やり始めた方法。

やることは簡単で、キーを一気に回して、エンジンスタートさせます。

とにかく一気に回します。

それだけです。

ドライブレコーダーに通電したあとで、電圧低下するのが悪いようなので、最初の通電の時間を短くするわけです。
慣れてしまえば、これが失敗もなく良さそうです。

お試しください。

※後日、再度試してみたら起動失敗...。
 バッテリーがさらに弱ると、だめみたいです。


対策 4


それでもだめなら、ちょっとお金をかけて対策です。


最後に


なんとか起動失敗を回避できるようになりました。
時々、忘れてしまうので注意が必要ですが、このドライブレコーダーをしばらく使い続けられるので良しとしています。

あと、この不具合、おそらく起動時のプログラム修正で、症状は抑えられるはず。
KENWOOD さんが修正プログラムリリースしてくれないですかね。


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※最近は、起動に気を使うのがめんどうになって新しいドライブレコーダーを物色中。
 360度同時録画に興味津々です。


ipad AirPrintで、写真の印刷ができなくなる

ある日、ipadで写真を印刷しようとするとできなくなっていた らしい。


症状


ipadで印刷のアイコンがグレーになっていて押せない。
以前は、問題なく印刷できていたが、何か設定を変えてしまったらしい。


ネットワークの構成


構成の確認。

・ipad
・WiFiモバイルルーター: NEC Aterm MR04LN
・プリンタ: キヤノン MG6330

AirPrintは、 ipad ⇔ ルータ ⇔ プリンタ のルートでデータをやり取りしているはず。

ipadは、インターネット接続できているので、ipad ⇔ ルータ間は問題ない。

次に、ルータ ⇔ プリンタ 間は、プリンタのネットワーク設定を確認すると、接続が有効だったので、こちらも問題なし。

となると、後はルータの中でつながっていないことになる。

 

原因


よく設定を見てみると、ipadとプリンタで、ルータに接続しているSSIDが違う。

ipad の接続SSID:aterm-XXXXXX-W
プリンタ の接続SSID:aterm-XXXXXX
プリンタは、 -Wなし。

いつ変えてしまったのやら...。


Atemは、違うSSID間の通信を制限する機能、(ネットワーク分離機能:プライバシーセパレーター)が有効になっている。
これが原因でAirPrintができなかったようだ。

つまり、ルータの中でデータルートが分断されていた。
ipad ⇔SSID:aterm-XXXXXX-W⇔ ルータ ⇔×⇔ ルータ ⇔SSID:aterm-XXXXXX⇔ プリンタ


対策


ipadとプリンタを同じSSIDのネットワークに接続することで対策した。

つまり、ipadのネットワーク設定を、SSID: aterm-XXXXXX-W から、 aterm-XXXXXX へ変更。
もともと印刷できていたので、タップするだけで変更終了。

これでネットワークのルートは、

ipad ⇔SSID:aterm-XXXXXX⇔ ルータ ⇔⇔ ルータ ⇔SSID:aterm-XXXXXX⇔ プリンタ

無事、印刷できるようになりました。


他の対策としては、Atermのネットワーク分離機能(プライバシーセパレーター)を無効にすることでもできそうです。

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