KENWOOD ドライブレコーダーKNA-DR350 ですが、冬にエンジンをかけたときに自動で電源が入らなくなってからも長らく使っています。
だましだまし使っていたのですが面倒になってしまい、少しお金をかけてキチンと対策することにしました。
症状
まず、現状確認ということで、ドライブレコーダーの症状です。
普通に、エンジンスタートさせるとドライブレコーダーの画面に、バッテリー不足マークが出て、そのまま電源が切れます。
前の記事で書いた回避策で、だいたいうまく起動できるのですが、よーく冷え込んだ朝などは失敗します。
それに、古くなってきたせいか失敗の頻度が増えてます。
キー操作と、ドライブレコーダーの電圧と、ドライブレコーダーの動きはこんな感じ。
さらに、その失敗した場合が悲惨で、画面が崩れてしまい、リセットするか、電源を引っこ抜いてバッテリーが切れるまで待ってからでないとまともに動かなくなるケースも出てきました。
これがとても苦痛です。
方針
問題は、ドライブレコーダーのバッテリーが少ないときに、一度電流が流れて起動したあとで、エンジンスタート時の電圧降下があるのでトラブルが発生します。それの状態を回避するめに、エンジンがスタートして電圧が安定した後に、ドライブレコーダーに電流を流すようにします。
準備
今回使うものは、この回路です。
電源が入った後に、遅れてリレー(スイッチ)がONすることができるものです。これを使って、エンジンが掛かったあとでドライブレコーダーに電流を流すようにします。
私はここで購入しました。その他、配線のための線材を準備しました。
もともとドライブレコーダーを接続するのに使っていたもの。
ヒューズボックスから電源を取るものです。
追加の回路をつなぐために準備したもの。
電源の線をぶった切って回路を追加すればよいのですが、ちょっと嫌だったので、管ヒューズの部分を使って、回路を追加しました。
配線
配線はこのようにしました。
アクセサリー電源につないだ +12V を VCC と COM 端子に接続。
ボディーアースは、GNDに接続。
ドライブレコーダーへ遅れて供給される +12V は、CK に接続。
このように接続することで、アクセサリー電源をONして、 +12V が印加されると、ある時間(1~10秒)遅れて、COM と CK間がリレーで接続され、ドライブレコーダーに +12V が印加されます。
遅れる時間は、写真の青いポテンショメータのつまみを回すことで調整できます。
あとは、ヒューズボックスを開けて、回路を割り込ませます。
全体の配線はこのようになります。
ケースを買うのを忘れてしまったため、ペットボトルを切り開いて、丸めて、結束バンドで止めてケースにしました。
あとは、車に戻して調整です。
調整
まずは、車に接続してテストします。
アクセサリー電源をONにした後に遅れてドライブレコーダーの電源が
入ればOKです。
後は、キーを回してエンジンがかかるまでの時間よりちょっと遅れてドライブレコーダーの電源が入るように、ポテンショメータのつまみを回して調整します。
そのように調整することで、エンジンが掛かってから、ドライブレコーダーに電流が流れるため、ドライブレコーダーのバッテリーの状態に関係なく起動することができます。
ちなみに、追加した回路ですが、運が悪いと不良品のことがあります。
私が最初に購入した類似品は、電源が入ったときに一瞬だけリレーが動いてドライブレコーダー中途半端に起動してしまい、それが原因でドライブレコーダーが暴走してました。
あまり安いものは選ばないほうが良さそうです。
さいごに
少しお金をかけてしまいましたが、ドライブレコーダーは全く問題なく起動するようになりました。
毎朝のストレスが無くなり、良かったです。
もうしばらく、このドライブレコーダーを使っていけそうです。
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おまけ
使ったものたちです。




