Google HomeとRS-WFIREX4でCMをスキップする ②フラッシュスキップ ルーティンを使う


今回は、 「OK Google ちょっと飛ばして」 でCMをスキップできるようにします。

RS-WFIREX4は、スマートリモコンと言うことで、いろいろな家電をスマートを操れて、きっと"設定"もスマートだと期待していましたが、そこは期待はずれでした。

TVの操作と設定は、予め"スマートホーム(Direct Actions)とカスタム(Conversational Actions)"として仕組みがあって、その範囲内だったのでまぁスマートでした。

その範囲から外れると、とてもとても面倒な設定をしていく必要があるのです。
CMスキップなど仕組みとして準備されているはずありません。
とてもスマートリモコンと言えるものではないです。

ただ、コツさえ分かれば、リモコンでできるものは全て音声で操作できるようになります。


方針


やることは大きく分けて2つです。
①CMをスキップするためのリモコンの学習。
②音声操作の設定。

あくまで音声操作をしやすくするために特化しています。
アプリからの家電操作のことは考えていません。

ポイントは、"スマートホーム(Direct Actions)"の家電として割り当てることと、分かりやすい名前に付けることです。
こうすることで、音声操作が、Google Home でも、IFTTTでもやりやすくなります。


RS-WFIREX4のリモコン学習


CMをスキップするリモコン信号を、RS-WFIREX4で学習させます。

まず、家電リモコンのアプリを立ち上げます。

自身の設定済みのリモコンをタップ

デフォルトのままだと、「家電リモコン」のはずです。
右上の縦3ドットの設定をタップして


家電製品の追加をタップ

家電成否品の追加をタップします。

照明をタップします。

ここで、レコーダーを選びたいところですが、Google Homeで声で操作するには向いていません。
”スマートホーム(Direct Action)”対象のテレビ、エアコン、照明、扇風機、電動カーテンの中から選びます。
その中ならどれでも良いのですが、実際にご自身が使用する予定のないものから選ぶのが良いと思います。

次に、適当なメーカのリモコンを選択します。
手動で学習する で良いと思います。


全灯 をタップして、レコーダーリモコンをRS-WFIREX4に向けて、 "・→" や "30秒スキップ" のスキップボタンを押して学習させます。
つまり、全灯 でスキップするように学習させます。

消灯 をタップして、レコーダーリモコンをRS-WFIREX4に向けて、 "←・" や "10秒スキップ" のスキップボタンを押して学習させます。
つまり、消灯 で戻りのスキップするように学習させます。

このように、フラッシュボタンの"・→""←・"を、照明の全灯/消灯つまり、電源のON/OFFに置き換えて行くのがポイントです。

完了を押します。

名前を聞いてきます。

ここで、何のボタンが分かりやすい名前をつけます。

"DVD フラッシュ" にしました。
私は、家電名 + ボタン名にしてます
まぁ、今どきDVDレコーダーを使っている人も少ないと思いますので、"ブルーレイ フラッシュ" とか、"ブルーレイ スキップ" とか、ご自身の家電に合う形で良いと思います。


学習状態のテスト


うまく学習されているかテストします。

登録されたアイコンをタップして、

全灯をタップすると、"・→" フラッシュボタンで進み、
消灯をタップすると、"←・" フラッシュボタンで戻ることを確認します。
(※下記の赤字は追記したものです)

うまくいけば、リモコンの学習は終了です。


音声操作の設定 家電リモコンの設定


次に音声操作のための設定です。
まず、家電リモコンのアプリの設定からです。

家電リモコン一覧の画面から、
右上の"縦3つドットの設定ボタン"をタップし、
"Googleアシスタントの設定" をタップします。

サービスを選択してください の画面で、
"スマートホーム(Direct Action)を選択する"をタップします。

"+" ボタンをタップします。

追加したリモコン一覧が出ますので、先程追加した"DVD フラッシュ"をタップします。

このまま"OK"をタップして登録します。

"登録"ボタンを押します。

すでに、Google アシスタントの登録が終わっていれば、"メイン画面に戻る"で、RS-WFIREX4の設定は完了です。

まだの場合は、"次へ"をタップして画面の指示に従って設定を行います。
前回の記事参照


音声操作の設定 家電リモコンの設定 音声テスト



音声テストをします。

Google Home に向かって、「OK Google DVDフラッシュ 電源オン」といって、レコーダーが反応するか試します。

うまくいく場合は、Google Homeが 「はい、DVDフラッシュをオンにします」と返し、赤外線発射のLEDが点灯し、レコーダーが反応するという流れになります。

うまくいかない場合は、Google Homeは、「すみませんお役に立てそうもありません」と言ったり、Wikipediaの検索結果を話したり、近くのお店を調べたりしてしまいます。

「DVDフラッシュ」が、リモコンに割り当てた名前になっているか、「電源オン」と言っているか確認してください。
それでもだめなら、アシスタントに登録した「DVDフラッシュ」の名前を登録し直してください。
※ここで名前を直すのは、Google Homeや、Google アシスタントが、優先して使うキーワードとダブってしまう場合は、そちらの動作を優先してしまうみたいだからです。


音声操作の設定 Google Homeでの設定


ここまでくれば、音声でCMカットもできることはできるのですが、Google Homeに話しかける言葉は「OK Google DVDフラッシュ 電源オン」ですからスマート感が全くありせん。
そこで、音声コマンドの置き換えをやっていきます。

やり方は、Google Homeの、ルーティン機能を使います。
IFTTTを使う方法もありますが、IFTTTは基本的に有料になりましたし、ルーティンをメインで使うほうが良いと思います。

ルーティンアイコンをタップして、下のルーティンを管理をタップします。


ルーティンを追加をタップします。

"コマンドを追加(必須)" をタップして、CMスキップのときに使いたいキーワードを入力します。
私は、「ちょっと飛ばして」にしました。

次に、"操作の追加"をタップして、本来の音声コマンドである、「DVDフラッシュ 電源オン」を入力します。
ここでは、「OK Google」 は不要です。

上の方の"保存"をタップして、保存してテストを行います。

「OK Google  ちょっと飛ばして」で動作すれば完了です。

フラッシュで戻す方の設定は、同じようなやり方でルーティンを追加します。
"コマンドを追加(必須)" には、「ちょっと戻して」、"操作の追加"には、「DVDフラッシュ 電源オフ」を入力します。

「OK Google  ちょっと戻して」で動作すれば完了です。



もうひと工夫


これで音声でCMをスキップできるようになったと思いますが、レコーダーの機能によっては、一回ではスキップできず、何度も「OK Google  ちょっと飛ばして」と繰り返すことになります。
これは不便です。

その場合は、ルーティーンの アシスタントが行う操作 で、必要な回数 「DVDフラッシュ 電源オン」を追加します。
15秒スキップ機能であれば、60秒分であれば4回記載すれば一気に飛ぶようになります。
これで、使える機能になりました。

さいごに


これで音声でCMをスキップできるようになりました。
手元にリモコンがあれば、そのほうが早いのですが、ちょっとしたときには重宝して使ってています。

今回紹介した方法を使えば、赤外線リモンコンの操作は、全て音声でできるようになります。

おまけ


使ったものたち



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