Xperia Z5 Compact、ある日Suicaの残高を見ようとしたとき反応がなくなっていました。
どんな状態
スマホにSuicaを近づけても何の反応もありません。
アプリを起動しても特にエラーは出ないので、メインの回路は問題なさそうです。
となると、おそらく、NFC/FeliCaのアンテナがうまく動いていないのでしょう。
修理の方針
アンテナが原因であればなんとかなるかもしれません。
アンテナと言っても、スマホに内蔵されてますし、簡単に壊れる(断線する)とは思えません。
おそらく、アンテナの接続部が接触不良を起こしているものと推測しました。
方針としては、アンテナの接点を探して、その接触を直すことにしました。
そのためにやることは2つ。
裏蓋を開けることと、アンテナの接点を復活させること。
修理の準備
修理に必要な部材です。
・スマホ分解用の工具一式
・吸盤
・ギターのピックのようなもの
・こじ開け用のレバー
Amazonで買えます。
・両面テープ
2mm幅のものを準備しました。
Amazonで買えます。
ちゃんと防水性を保ちたい場合は、専用品を買ったほうが良いですね。
・接点復活剤
Amazonで買えます。
裏蓋を開ける
いつものようにYoutube 動画を見ながら裏蓋を開けます。
アンテナの確認
バッテリーにくっついているぐるぐるしているのがアンテナのようです。
アンテナを止めている小さなプラスチック部品を外します。
とても小さいです。
次に、アンテナの導通を確認します。
アンテナ側の金色の接点二極に対してテスターで導通を見ましたが、断線はしていませんでした。
そのまま使えるでしょう。
それならと、綿棒に接点復活剤を染み込ませて、アンテナの接点と、本体側の接点を拭きます。
もともときれいな金色で、汚れているようには見えません。
アンテナの組み立て
アンテナの接点を元の位置に戻して、プラスチックのパーツをはめてテストです。
ちょっと怖いですが、裏蓋を開けたまま電源を入れて、Suicaを近づけてテストしました。
ピコン と鳴って反応しました。
おサイフケータイ/NFC復活です。
組み立て
あとは、組み立てです。
裏蓋を接着していた両面テープをきれいに取り除いて、新しい両面テープを貼り付けて裏蓋をつければ完了です。
最後に
接点不良だけだったので、あっさり修理できました。
良かったです。
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